台湾の占い事情

 中国では4,000年以上昔に亀の甲羅占いが行われていたそうです。きっと、そのころの人たちも今の私たちと同じで、未来が見えない不安の中、その日一日の平穏とこれからの日々の明るいことを祈りつつ、神様のお告げを聞こうとしていたのでしょう。

 亀占いから始まった占いは、その後いろいろな形で発展します。中国の占いの伝統が最もよく根付いているといわれる現在の台湾では、四柱推命、紫微斗数、手相人相、卜掛、風水を代表とした数10種もの占術が盛ん。台湾の人たちは商売事業、学問、結婚、出産、引越しなど大きな節目を迎えるときに、それが吉と出るか凶とでるか、専門の占い師さんに運勢を伺います。

 占いと言えば、迷信とか不可思議なものといったイメージを持ちがちですが、台湾では人々の生活慣習の一部といってもいいほどに身近な存在なのです。

主な占い

四柱推命 その人が誕生した年・月・日・時を4つの柱とするため、四柱推命と呼ばれます。また、八つの要素を基に占うので、八字占いとも言います。その人の性格、相性、結婚・仕事・金銭・健康・子宝運、年ごとの運勢さらに一生の運勢を占います。
紫微斗数 基本となるのは八字占いの八字で、さらに命盤というボードを使い、12種類の命宮の位置を八字の結果に組み合わせて占います。この命宮の中心にあるのが、紫微星なので紫微斗数と呼ばれます。四柱推命よりも、もっと生活に密着した具体的な運勢を知ることができます。
米掛(米粒占い) 米粒占いは占ってもらう人が米粒をつまんだ数で運勢を見る占術です。占える範囲も多岐に及んでいて、事業・住居・愛情・結婚・旅行・病気・出産運などまで分かります。 手相・面相 手相は手のひらの大小や柔軟性、血色、肉の厚み、手のひらに刻まれたしわの形状によって、その人の運勢を読み取ります。面相は主に、顔全体のバランスのほか、ほくろの位置、顔色や骨格、声などを観察して運勢を導き出します。
亀占い
現代の台湾の亀占いは、一般的に甲羅と古銭を用います。まず数枚の古銭を甲羅の中に投げ入れ、願を掛けながら甲羅をゆすります。そして、中の古銭を落とし、その表・裏の数や比率によってその人の運勢の良し悪しを導きだします。 小鳥占い 占い用に訓練した2羽の白い文鳥が運勢を占います。小鳥は雄と雌のペア。性の違う2羽を用いることで、陰陽の理にかなっています。
風水 地理と密接にかかわっている風水学は人と居住環境の相互関係を教えてくれます。その昔、家を建てるとき重要だったのが、風通りのよさと、水の確保の2点。そのために、風水とよばれるようになったそうです。 羅盤占い 風水で用いる羅盤を用いた霊感占いです。占って欲しいことを占い師に告げると、占い師は羅盤を用いて神様を呼び出し、神様と交信します。
姓名占い 名前で運を見る占いです。まず名前は声に出して読んでみて流れるように響くのがベスト。姓名占いでは漢字の画数などから、その名が吉か凶かを占います。 奇門遁甲 中国古代の兵法を応用した占いです。、「奇門」は8つの方角を表し、「遁甲」とは、自分のたどった道のりを相手に悟られないようにする戦術です。時間と空間の計算から吉凶を割り出して自分の身を守る占いで、現代でも、事業、政治、試験、恋愛などに適用できる占術です。
そろばん占い 「鉄板神数」と呼ばれ、鉄板という名はこの占いが少しも違わず正確だ、ということを表しています。占なう時は、生年月日と生まれた時刻が必要で、生まれた時刻が1分でもずれていると正確な結果が得られないこともあります。 その他 木の葉を使った占い、トランプ占い、タロット占い、将棋占いなども行われています。